今日のウクレレ教室(新潟市、声のサロン)

●一音一音を良い音で

ウクレレ検定10級の練習、していますか?

慣れてきたら、「一音一音を良い音で鳴らす」ことを意識しながら弾いてみてください。

ウクレレは弦が短くボディーも小さな楽器なので、「良い音」で鳴らすのがなかなか難しいですね。

だからこそ、奥が深くておもしろい。

楽器が小さいせいにしないで、「この楽器で鳴らせる最高の音を出す」という気持ちで、丁寧に練習していきましょう。

特に、1弦で弾いているメロディーの音をよく聞きながら、弾く。

ただ動きだけを覚えて無造作に弾くのではなく、「聞きながら弾く」だけで音が変わります。

「あ、今の音、イイ!」という音が出たら、その音だけ繰り返してみるのも効果的です。

指のちょっとした使い方で、出る音が変わりますよ。

今日のウクレレ教室でした。

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ウクレレ入門検定10級その2

●ウクレレの運指はこんな感じ

ウクレレ入門検定10級の練習、していますか?

運指(指使い)で迷っている方がいるかもしれないので、メロディー(1弦)だけ指を書き込んでみました。

人……人差し指
中……中指
薬……薬指
小……小指

このとおりでなければダメ、というわけではありませんが、だいたいこんな感じの運指になっていれば、スムーズな動きになっていると思われます。

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成果を上げる「積み重ね」の仕方(ある程度の集中を延々と持続)

●時間を味方につけよう

成果は費やした歳月の積み重ねです。

時間を味方につける方法

「続けているだけで、ライバルが消える」って知っていますか?

仕事でも習い事でも、似たような時期に始めたり似た境遇だったり、実力が近かったりして、気になって仕方ない存在がいることがありますね。

たとえば空手道場に通い始めた小学生が、同じ門弟に2~3人、気になって仕方ないライバルをいつも意識していたとします。

「あいつにだけは負けたくない」
「あいつのほうが強くなったから悔しい」
「強いあいつが今回の試合に出るから不安」

という具合に。

ところが、10年も続けていると、どうなるか。

「気になって仕方ない連中」が、ほぼ全員いなくなっているはずです。

だから、最初から気にする必要などなかったんですよね。

「あいつは目の上のたん瘤だ」
「あいつさえいなければこの立場は私のものなのに」
「あいつのせいで私の影が薄れる」

のようなネガティブな意識が無意味なばかりか、

「あの人をライバルとして意識して、共に切磋琢磨していきたい」

と一見ポジティブな意識の仕方でさえ、「他人との比較」を引き起こし、「一点集中」が阻害されてしまう原因です。

そんなマイナス要因も、ただ単に長く続けているだけで、確実に解消します。

時間を味方につけられる人に、敵などいないのです。



●ある程度の「集中」を延々と「持続」

トレーニングで伸びるコツは、ある程度の「集中」を延々と「持続」。

どういうことか、分かりますか?

「集中と持続」が大事なことは、もうよろしいですね。

しかし、「ある程度の」と「延々と」が実は大事。

瞬間風速的に一瞬の「強烈な集中」を発揮するのは、難しくありません。

たとえば、メイフェアのパフェを強烈に気に入って、連日通う人も、わりといる。一日のうちに2回も食べたりして。

ただし、そんな「強烈な集中」はごく短期間で終わりを迎えます。長くても1ヶ月程度か。

もっとゆったりとした、週に1~2回くらい、あるいは月に2~3回のペースで、3年も4年も通い続けている人となると、ごくごく少数になる。

熱しやすい人は、冷めやすい。だから続かない。

ある程度の「集中」を延々と「持続」できるのは、熱しやすくなくても、なかなか冷めないタイプ。

あるいは、「冷めない工夫」ができるタイプです。

発声トレーニングだとしたら、「気が向いたらトレーニング」は冷める方針です。「気が向こうが向くまいが関係なくトレーニング」が冷めないタイプ。

「強烈な集中」ではなくても、当たり前のように、やる。

「温かさが延々と続く」感じでしょうか。

『走れメロス』を暗記しながら、「なかなか覚えられなくて大変」「○○さんなどはすぐに覚えてしまうのでしょうけれど」とメールをくれた方がいましたが、気にする必要はありませんよ。

人と比べてもプラスにならないから、その意識が消費するエネルギーがもったいない。

「なかなか覚えられない」としても、当たり前のように延々と続ける人が、最後には最も伸びるのですから。

ある程度の「集中」を延々と「持続」して、良い「積み重ね」をしていきましょう。

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一点集中力を高めよう……集中の持続がすべて

●一点集中力をどこまで高められるか

共鳴は、「集める」感覚が重要です。

「絞る」とも言える。

一点集中をどこまで絞れるか。

共鳴のトレーニングだけでなく、すべてのトレーニングに通ずる原理原則ですね。

ぎゅ~っと絞り込んだままでいられるか。

これがなかなか難しいんですよね。絞りがゆるんでくる。気が散ってくる。

ルーペ(虫眼鏡)で太陽光を一点に集めて、黒く塗った紙を燃やしたことはありますか?

小学生の私はこの遊びが大好きで、直径14~15cmぐらいの大きなルーペを親にねだって買ってもらって、晴れた日にはいろんなものを燃やして遊んでいました。

すごいんですよ、この巨大ルーペ。紙を黒く塗る必要がない。

光を一点に集めさえすれば、白い紙のままですぐに煙が出て、ボッと火がつく。

これがもし、光を集めないただのガラスだったら、一日中やっていても何も起こりません。

ギュッと一点に絞り込むことで、現状を打破する「貫通力」が生まれ、変化が生じるんですね。

大事なのは、「集中と持続」。

小さな一点に「集中」している状態を長く「持続」できれば、良い刺激の積み重ねになり、成長したり質的に向上したりと、成果を上げることができます。

どちらかが欠けると、積み重ねにならず、成果が上がりません。

ギュッと絞り込んだ状態を、長くキープできますか?

●絞る力は、絞る勇気

「絞る力」はきわめて重要です。

何かに取り組む方々を見ていると、大きな成果を上げる人は、「絞る力」が強い。

これは「絞る勇気」ともいえるでしょう。

「私はコレでいく」と絞る勇気が持てた人は、そこから人生が始まるかのように、良い積み重ねを始めます。

しかし、なかなか勇気が出ないんですよね。その気持ちも分かります。

ピアノを弾きながらも、「本当にピアノでいいのか」「もしかしたらほかの楽器で才能を発揮できるのではないか」と疑念を生じたり。

「絞り込んでいないのに、うまくいっている(ように見える)人」の例を考えてしまったり。

先日も聞きました。知り合いのミュージシャンが多才な人で、ピアノも弾くしチェロもできるしフルートも吹けるし、ほかにも名前を知らないような珍しい楽器をいくつか演奏するのだそうです。

「ああいう人は例外なんでしょうか。できれば私もあんなふうになりたいと思ってしまいますが、やっぱり一つに絞ったほうがいいのでしょうか」

なるほど、「一点集中していなくても、うまくやれている人がいるじゃないか」ということですよね。

しかし、見方を変えれば、やはりその多才なミュージシャンも「一点集中」しているはず。

たとえば「オレは“音楽”でやっていくことにした」と、「音楽」以外の仕事は一切考えない人生を生きる決断をしたかもしれない。

「音楽」というパッケージで捉えているから、一点集中なんですよね。

「だったら私も、“音楽”とパッケージにすれば、いろんな楽器ができるようになりますか?」

あるいはできるかもしれません。

ただ、「オレは音楽でやっていく」という覚悟は、そう気軽なものではありませんけれどね。

●それは一点集中ではありません

ただ、気をつけなければならないのは、「一点集中」と「やることを減らす」は、イコールではない、ということです。

ある物事に付随する別のことは、まとめてパッケージとして捉える必要があります。

たとえば、おいしい紅茶をいれるのに、お湯の温度、抽出時間、水質が大事だとしたら、この3つをまとめて「おいしい紅茶のいれ方」としてパッケージにして、全体で「一点」と捉えて集中すると、うまくいきます。

「お湯の温度とか水質のことはどうでもいい。私は抽出時間に一点集中で命をかける」と言って、0.1秒単位でこだわって計時しても、あまりおいしい紅茶にはならない。

一点集中はきわめて重要ですが、集中しようとして、結果的に「パッケージが欠けた」だけにならないように気をつけましょう。

●すべてのトレーニングが繋がっていますね

発声もそうですね。

「朗読に一点集中したいから、歌はやらない」では、発声技術がそこそこで止まってしまう。すべてひっくるめて「声のトレーニング」です。

「すべてのトレーニングが繋がっていますね」とメールをくれた方がいます。

実感がこもっていました。

歌のトレーニングも、朗読のトレーニングも、会話のトレーニングも、言葉のレッスンも、文章の書き方も、すべてが繋がっていると実感できたのでしょう。

朗読で良い感覚をつかむのに、歌で練習したテクニックが応用できる。

会話に悩んだとき、文章の書き方で知った型の根拠が役に立つ。

だから、すべてのトレーニングを無理なくひとつのパッケージにできるわけです。

だから歌に朗読に会話に文章に言葉に紅茶に取り組むのは、「いろいろなことをしている」のではなく、「強烈な一点集中」なのです。

「えっ、紅茶も!?」

そう、紅茶を飲む時間は、紅茶に含まれている成分からしても、心身の使い方からしても、一点集中のトレーニングですよ。

さて、ゆっくり紅茶を飲みながら、一点集中を鍛えましょうか。

※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
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【歌声の会】声を聞く力が育っている

●「良いものを良いと感じる」とは

歌声の会でしっかり共鳴発声法で歌っているみなさんの声を聞いていると、声の違いをわかっている様子が伝わってきます。

「良い声が出ている」「今の声はイマイチ」という具合に、自分自身の声にちゃんと反応している。

発声トレーニングを真剣にやっているからこそ、違いがわかるようになったんですよね。

本物の「聴く力」が育ってきた証拠です。

誰でも声を聞いて「いい声ですよね」とか「この歌手の声が好き~」なんて言いますね。

それはそれで、まあいいわけです。好きずきで。

ところが、訓練を受けて耳が育ってくると、反応に規則性が出て、安定します。

規則性とは、つまり「声帯の使い方」「喉の開き具合」「声の支え」「共鳴の集め方」などポイントを外さずに反応する、ということです。

声帯の使い方を例に挙げるなら、空気漏れをしてしまうのは声帯に負担がかかって無駄が多い、よくない使い方です。

いわばガソリンタンクからガソリンを漏らしながら走っているようなもので、「でもこの車が好きだから、これでいい」というわけにはいきませんよね。「好きずきだから」と悠長なことを言っていないで、修理したほうがいい。

声を聞く力がまだ育っていないうちは、「声以外の要素」に惑わされます。

「好きな人の声は好き」「嫌なヤツの声は嫌い」のように。

しかし、耳が育つと、純粋に声を聞くことができるので、「嫌なヤツだが、発声の基本はできている」のように客観的にフェアな反応ができるようになる。

「良いものを良いと感じる」状態といえるでしょう。

●耳が開いたから、感動した

この状態を「耳が開いた」と呼ぶことがあります。「聞く能力が開花した」状態です。

語学でも使いますね。英語を勉強していて、ある日突然「聞こえる」ようになる。次に続く言葉が先取りして分かるようになる。

「次に続く言葉が分かる」なんて、耳が開いていない人からは「超能力者でもあるまいし、それはありえない」と否定されますが、でも不思議でもなんでもありません。

ネイティブスピーカーなら誰でもやっている当たり前の聞き方です。日本人なら「いえいえ、そういうわけには」まで聞き取ったら、続く言葉が予測できますよね。

「いきません」「まいりません」「いかないでしょう」

このくらいの候補に収まりますよね。

しかも、どれにしても意味はそんなに違わない。

すべての言葉、すべての音を正確に聞き取らなくても、コミュニケーションはできるし、次に来る言葉がだいたい分かっていれば、すべての音を正確に聞き取ることだって簡単でしょう。

こういう「言葉の予測」は私たちは頻繁におこなっています。

予測できるということは、意識の節約ができるし、音の聞き逃しに強くなる(意味の取り違えが少なくなる)ということです。

「あ、その映画だったら、私、観たこと」と来れば、まず間違いなく「あります」と続きますね。

「ありません」が続く確率はきわめて低い。

「あ、その映画は、私、観たこと」と、「だったら」が「は」になると、「ありません」が続く確率が五分五分くらいに跳ね上がります。

しかし、「だったら」ならほぼ確実に「あります」と肯定になる。

だから、「だったら」なら「あります」までしっかり聞き取る必要がなく、聞き流して意識を節約できる(別のところに集中できる)し、「は」だったら最後まで意識を向けて正確な聞き取りを心がける。

こういうことを、ネイティブスピーカーは無意識のうちにやっている。

外国語でも同じレベルの判断が利くようになると、耳が開いて、余裕をもって聞き取りができるようになるわけです。

語学まで話が広がってしまいましたが、声に関して「耳が開く」と、その声の状態を──言葉や発話者に惑わされずに──聞き分けられるようになります。

多くの人が聞き取れないものが、手に取るように聞き取れるようになります。「なんとなく」ではなく「明らかな違いとして」聞き取れる。

今回の「歌声の会」では、そんな力を自分が身につけつつあるという自信がついたのではないでしょうか。

本物の「聴く力」が育っていますね。

【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください)
https://mf07.com/
場所:フェルマータ2階(新潟市中央区上近江)
料金:3,000円+税(中学生以下は半額)
内容:日本の古い歌でハモる

※「歌声の会」は、日本の古い唱歌でハモる会です。
 詳しくはこちらのページをどうぞ。
   ↓
https://mf07.com/song.html

※歌声の会は共に歌うメンバーを随時募集しています。ご参加くださる方は、事務局のメイフェアまでお電話(025-211-7007)ください。

【歌声の会】美しくハモりやすい声の出し方

●日本の歌で、共鳴発声法でハモる気持ちよさ

「歌声の会」(共鳴発声法でハモる会、新潟市)の定例会はフェルマータカフェ(新潟市)でおこなっています。

共鳴発声法で日本の古い歌をハモる気持ちよさを、だんだんみなさん、体験し始めましたね。

先日、出版社の方と最後の打ち合わせをしていたときに、「共鳴発声法はなぜこんなに声が届くのか」と、驚きとともに質問されました。

音響の専門家が同席してくれていたので、私の代わりにすかさず返事をしてくれました。

「一言でいうと、周波数成分のコントロール、いわゆる倍音ですね」と。音のスペクトル分析(周波数の視覚化)をすると分かるのだそうです。「その出方が圧倒的です」。

実にシンプルに、核心を突いてくれました。

さすがだなあ、と感服しました。私だったら発声指導者としての立場から「横隔膜の支えと共鳴腔の確保によって、共鳴を──」などと、声の出し方から説明しようとして、発声トレーニングをしていない編集者をポカンとさせてしまうでしょう。

発声トレーニングをしていないと、「お腹の支え」だとか「共鳴腔」だとか言われても、感覚的にピンとこないんですよね。

しかし、出ている声の観点から説明すれば、客観的なデータなので誰にでも分かりやすい。

共鳴発声法の良い形を作ると、声に含まれる周波数成分が整って、良い声になります。

そんな声でハモるのだから、最高に気持ちいいハーモニーになるわけです。

今日は素敵な新曲を一曲と、会員一人一人が好きな曲を選んで、歌います。

新曲は、今日のところはまだざっと眺める感じで、しっかり歌い込むのは次回です。

声を前のほうで作って、ピーンとしたハモりやすい声を出す準備をしていてください。

では、次回の「歌声の会」でお会いしましょう。

【歌声の会】
日時:不定期(こちらのカレンダーでご確認ください)
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クリスマスソングのウクレレ弾き歌い(ウクレレ教室)

●来月はクリスマスソング

来月はクリスマスソングのウクレレ弾き歌いを練習しましょう。

予習の課題を出しておきますから、軽く見ておいてください。

「Angels We Have Heard On High」(荒野の果てに)です。

まずはメロディーのみの単音の楽譜を作ったので、メロディーだけを取れるかどうか、試してみてください。

「Glo – – – – ria」のところがたいへん印象的な歌ですね。

このように一つの母音を複数の音符にわたって歌っていく形を「メリスマ」といって、古い宗教音楽によく見られます。

「メリスマ」という言葉はグレゴリオ聖歌で一般に使われますが、古典歌曲や民族音楽でも同じ形式は用いられています。日本の詩吟もそうですね。

歌っていて、すごく気持ちいいんですよね。歌詞を気にせず、発声だけを純粋に味わえる。

おっと、気持ちよ~く味わえるようになる前に、まずはメロディーをウクレレで確認ですね。

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倍音は喉あけから。喉の開け方をマスターしよう

 

●共鳴発声法の特徴は倍音

今日は「倍音の効果」について取り上げてみましょう。

共鳴発声法の特徴は、なんといっても「周波数成分の厚み」です。発しているつもりの「基音」だけでなく、その上に何層もの「倍音」が乗っています。

多くの日本人は発声が平たく潰れ、ぴちゃぴちゃとした印象の声になっていて、倍音的に豊かな声ではないとされています。

喉の開け方がうまくないのですね。

喉の開け方が下手というだけでなく、中には照れや偽悪の感覚からか、特に親しい人との会話でわざと声を歪ませたり、かすれ声のまま気にせず話し続けたりする人もいて、「良い声で話そう」という意識が国民全体で弱いようです。

まあ、日本語は言語的に、

1. 母音が多いのに、その母音が短い
2. 意味を区別するために音の高低差をつけなければならない

という難しさがあるので、発声技術が高くないと良い声にならず、個人差が大きくなるのは日本語話者の宿命なのかもしれません。

イタリアのローマでタクシーに乗っていたら、道行く女性を見てはドライバーが「Bella! Bella!」(きれいな人だ)と連呼していました。

「きれいな人だ」より、もう少し下卑た感じの言い方でしたが……。

しかし、声は良い。

真似して発音しても、日本人がやると「ベッラ」になって、「ぜんぜん違う!」とドライバーからダメ出しの連続。

「llの発音が良くない」だけでなく、その前の「e」が違う。

長さとか高さとか、そんなのではなく、音が質的に違う。倍音がしっかり含まれている。

片仮名の「ベッラ」では、「声になっていない」とすら言える。

そのドライバーが声楽家や発声指導者だったわけではなく(たぶん)、イタリア語が「言語的に有利」なんですよね。ただ話しているだけで、良い声になりやすい。

うらやましいかぎりですね。


●この世のものとは思えないほど気持ちいい……

日本語を話すあなたも、共鳴発声法なら倍音をしっかり出すことができます。

歌声の会」で共鳴発声法で歌った体験を、こんなふうに報告してくれた方もいます。


> 先生の誘導で皆さんと一緒に歌えたおかげか、
> 初めてピーンと入った音で、しかも楽に出せました。
>
> みなさんの共鳴が合わさり、溶け合って、
> 自分もその一部になっていて、
> まさに「この世のものとは思えないくらい強烈な快感」でした。
>
> こんな体験初めてです。
> 今思い出しても、震えが走ります。
>
> 歌を、声を、もっと極めたいです。


いいですねえ。声には極める価値があります。というより、楽器の演奏と同じで、極まったゴールなどない、一生の修業でしょうね。

「歌声の会」に参加したら、「出していて、気持ちいい声」に集中して、倍音を鍛えましょう。


●喉を開ける方法

では、どうしたら倍音を豊かにすることができるのでしょうか。

入り口は「喉あけ」です。

喉が開いていないと、良い共鳴になりません。

先ほどの(日本人に多い)「平たく潰れ、ぴちゃぴちゃとした印象の声」とは、喉が詰まった状態の声といえます。

倍音の乗せ方をコントロールして「声の色」を磨いていくには、トレーニングの段階がありますが、まずは「喉あけ」。

喉を開ける方法として、最初に取り上げられるのが「あくび」です。

声楽家でもアナウンサーでも、最初に習う喉の開け方です。

ただし、あくびは完成形ではありません。「喉あけ体験」くらいに思ったほうがいい。

あくびをすると、誰でも喉が開きますが、たいていは声が奥にこもったような、ぼんやりした声になり、発音も不明瞭になってしまいます。

あくびの真似をして、喉が開いた形を体で覚えたら、そこからが本当の喉あけトレーニング開始です。

まずは半ばあくびをしながら、朗読の練習をしてみましょう。歌なら、フレーズの頭で毎回軽くあくびの形を作るのも効果的です。

「あくび喉」とも呼ばれることがあるこの状態は、あくまでも共鳴発声法トレーニングの入り口です。

あくびをすると声が一瞬で変わるので、「おお!」と感動すると同時に、「これが発声法なのか」と早合点してしまう人もいます。

中には「こんなぼんやりした声になるなら嫌だ」などと勘違いして、練習をやめてしまう人もいる。

もったいないですね。

あくびによる喉の開け方は、まずはマスターしておきましょう。


●喉が開くとどうなるか

喉の開け方を覚えると、発声がどう変わるのか。


① 喉(声帯)に負担がかからない
② 倍音が増えて成熟した「大人の声」になる
③ 落ち着きのある穏やかな響きになる
④ 声を出していて気持ちいい
⑤ 説得力、安心感、癒しの力が声に備わる


それぞれざっと説明しますね。

喉が開くことによって喉頭の位置が下がり、そこから上の共鳴の乗り方が変わり、つまり共鳴が乗りやすくなる。

だから声帯の振動のみの喉頭原音でがんばるのではなく、共鳴コントロールで声を強めることも弱めることも自由自在になるので、声帯に負担がかからない。

共鳴(倍音)の乏しい声は、つぶれた生っぽい、幼稚な声になります。豊かな共鳴が乗った声には倍音の厚みがあり、成熟した「大人の声」にふさわしい声になります。

声に落ち着きが出て、穏やかになり、声を聞いた相手も、出している本人も、意識状態が良好になります。

神経質にキンキンした声や、ストレートにぶつかる強い声を聞いていると、気分がよくないですよね。声を出している本人も、「ちょっと気持ちが昂るだけで、声がキンキンしてしまう」としたら、気分がよくないでしょう。

喉を開ける方法を身につけてクセにするだけで、そんな声のデメリットを克服することができます。

なにより共鳴発声法(喉をしっかり開けて、共鳴をコントロールする発声法)は、声を出していて気持ちいい。

私たちの体は、涙にしても汗にしても息にしても、「何かが体から出るのは気持ちいい」のだそうです。

声だって同じですね。せっかく出すなら、良い声を出したい。

また、人間関係へのメリットとして、喉あけができると、声に説得力、安心感、癒しの力が備わります。

人と接することの多い仕事に就いている方には、ぜひ喉の開け方、共鳴発声法を身につけて、豊かな倍音を人間関係に活かしていただきたいと思っています。


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共鳴発声法を確実にマスターする方法──1回だけで伸びる

●徹底的にやると伸びる

発声や話し方のトレーニングをしていて、急激にぐんと力が伸びることがあります。

伸び方は人によって異なり、当然違っていいわけですが、一人を見ていても、なかなか思うように伸びずに苦労していた人が、急にぐんと伸びたりする。

指導する立場としては、「この変化はなにゆえ?」と気になります。

どういうタイプが伸びやすいのか、どうなれば伸びるのか、とあらためて意識してみると、顕著な傾向が分かります。

月並みではありますが、「素直な人ほど伸びる」といえるし、「徹底的にやる人は伸びる」といえます。

つまり、「声のサロン」に通う会員のみなさんは、伸びるタイプの典型であるわけです。

発声トレーニングのメニューを素直にこなし、徹底的に練習していますね。

それが伸びるコツです。

では、逆に「伸びないタイプの典型」は何か。

怖いことに、そういうのもあるのです。


●先入観が邪魔をする

伸びないタイプの典型は、「先入観が強いタイプ」です。

声や話し方についての先入観を何かしら強く持っている人は、新しいレッスンがなかなか入っていきません。

自分の中にある先入観が邪魔をして、追い返してしまうのです。

・こういう声が良い声
・こういう声が好き
・こういう話し方が上手な話し方
・こういう話し方は下手

といった思い込みや偏見、好き嫌いをもともと持っていると、後から良い技術が入るスペースがなくて、入りにくい。

たとえば「イは口を横に引かない」と言われても、「イ~だ」と唇を横に引くという思い込みが完全に払拭できないうちは、どうしても唇が横に行きたがる。

本人はそんなつもりはないのに、体が勝手に唇を横に引こうとするのです。

レッスン日に良い形に直されても、次回のレッスン日までにじわじわと戻って、延々と同じ繰り返しになってしまいます。

ビーンとした強い声を「良い声」と感じていた人は、声帯の正しい使い方を習っても、「さあ、しっかり発声練習しましょう」なんて促されると、声帯にぶつけるような強引な発声をしようとする。

良い声や好きな声の感覚は、発声トレーニングをして技術が高まってくると、必ず変わります。

「違いが分かる」ようになるからです。

先入観に足を引っ張られないように、まっさらな気持ちになって声のトレーニングに取り組むのが一番です。


●忙しいときほど徹底して

発声や話し方は特に生活に密着した行為なので習慣になっていて、ホメオスタシス(元の状態に戻そうとする力)が特に強く働きます。

「元のやり方」に戻ってしまいやすいのです。

「結局元のまま」に戻らないように、丁寧にトレーニングを積み重ねていくことが大事です。

「日々の継続」ですね。

いつも熱心にトレーニングを続けている方でも、仕事がすごく忙しい時期が続いたり、体調を崩して寝込んだりすると、なんとなくそのままズルズルとトレーニングをしない日々が長引いてしまうことがあります。

忙しいときほど、隙間の時間を見つけてトレーニングしましょう。

3分でもいい。

3分を拾ってトレーニングに使うか使わないかで、大違いです。

「30分ぐらいはトレーニングしたい」と思っている人は、3分あっても「時間がない」と判断してしまうかもしれません。

翌日の仕事のために夜11時には寝たいとして、時計を見て10時50分になっていたら、「あ~ぁ、今日も忙しくて発声トレーニングができなかった」とあきらめてしまうかもしれない。

でも、「走れメロス」の冒頭を1回だけ朗読するくらいなら、できるでしょう。「都の大路をぶらぶら歩いた」まで読んでも1分か1分半です。

どんなに多忙でも、1分半も確保できない、ということはありませんよね。

2~3回読んでも、まだ11時になりません。

このようにして、時間が十分に確保できないときに、1回だけ朗読する、1曲だけ歌う、という行動をするかしないかで、非常に大きな差がつきます。

「たかが1回ぐらいで」と思うかもしれません。

しかし、0回と1回の差は、無限に大きい。

わずか1分を、3分を拾って、1回でいいから声を出すのが、「徹底」です。

徹底的にやりましょう。必ず伸びますよ。

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声で一皮むけよう(あなたの発声をワンランクアップ)

●話し声と歌声、どっちが得意?

何かのキャッチフレーズみたいなタイトルですが、「声のサロン」会員のみなさんに向けた事務連絡みたいなものです。

これから「一皮むけた」と実感できる声になるためのレッスンをしていきます。

ところで今、「話し声と歌声、どちらが得意ですか」と質問されたら、あなたの答えはどうですか?

声を気にしていない人や、発声トレーニングをしていない人なら、質問の意図が分からず不可解に思うかもしれませんね。

「話し声より歌声のほうが得意って、あるの?」
「人前で話すのは苦手だけど、それとは違うのかな」

でも、真剣に発声トレーニングをしてきたあなたなら、何らかの答えを持っているでしょう。

おもしろいもので、歌声と話し声に対する感覚は、変わります。しかも、トレーニングの時期によって入れ替わりもする。

たとえば、初めのうちは話し声のほうがとっつきやすく、「声」というより「話し方」を少し整えれば印象が変わるので、まもなく自信がつきやすい。

その反面、歌声は「話し声のトレーニング」に必要なことも理解しているし、基本的には歌声も話し声も同じであると分かっているけれど、やっぱり難しい。

古典歌曲を歌ってみても、上手な人と比べて声の質に明らかな違いがある。

「話し声のほうが自信がある」「歌は苦手」「歌声に自信が持てるようになりたい」なんて思う。

ところが、しばらく経つと今度は、「歌声が以前と比べて格段に良くなったと褒められたし、実感もある」「でも話し声のほうが変わり映えがしない」と感じたりする。

そういうものですから、安心してください。共鳴発声法の技術は全体として高まっていきます。

また、「歌声が」「話し声が」と区別をして比較しがちですが、やがて「どちらも同じ発声」という捉え方になってきます。

これから「声のサロン」のレッスンで、一皮むけましょう。

※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
 お電話(025-211-7007)ください。

 詳しくはこちらから。
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https://mf07.com/lecture.html

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:https://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com

ウクレレ弾き歌いが仕事や人間関係に役立つ理由

●人前で話すのが難しいのはなぜか

人前での発声・話し方トレーニングとして、ウクレレ弾き歌いのトレーニングが有効です。

「人前で話す」場面──挨拶、スピーチ、プレゼンテーション、会議での発言、司会など──での話し方やパフォーマンスの品質を高めたい方には、全員にウクレレ弾き歌いトレーニングをオススメしています。

人前で話すとき、声や表情やジェスチャーといった、内容以外の要素もたいへん重要な役割を果たしているため、すべての要素に意識を向けてはいられません。

だから「声への意識」が減って「うわずった、生っぽい声」になってしまったり、質問を受けたときに「厳しい表情」になってしまったりと、全体のコントロールが難しいのです。

「人前で話す機会があれば認知症にならない」とまで言われるくらい、「話す」(聞く)行為は実は複雑で奥が深く、脳をたっぷり使います。

そのため、「意識を向けなくても適切な動作ができる」部分を増やしていく必要があります。

車の運転を考えると、わかりやすいでしょう。

しかし、ウクレレ弾き歌いはそれだけでなく、「仕事」「人間関係」に広く役立つトレーニングになる理由があるのです。


●仕事や人間関係に役立つ技術や思考パターン

ウクレレ弾き歌いによって鍛えられる、あるいは再確認される、「仕事や人間関係に役立つ技術や思考パターン」をいくつか挙げてみます。

【論理的思考】

たとえばウクレレの運指(指使い)やコードの押さえ方を、ただ丸暗記して再現するのと、「こうだから、この指」「次はこのコードだからこの指を先に移動」のように論理的に解釈しながら練習するのとでは、成果に大きな差がつきます。

ウクレレに限らずすべての楽器がそうだとは思いますが、ウクレレはシンプルだから、トレーニングとしてわかりやすい。

難しすぎると、「小学生が背伸びして大学の数学をがんばる」みたいなもので、良いトレーニングにならないんですよね。

「わかる」感覚を維持しながらトレーニングを進めるのが最適なので、ウクレレはたいへん適しています。

【場との調和】

出す声や音は、場に影響を与えます。

会場と調和する声を出すと、あなたの話は聞く耳を持ってもらえます。

だから、良い話し方をするには、「共鳴」を体で感じ取る能力を高めていきたい。

ウクレレは、共鳴のための箱が体に接していて、しかも振動する弦を直接指で弾くので、「響き」に対して敏感になります。

響きに敏感になり、場との調和が高まると、職場でもカフェでも、居心地がよくなるはずです。

【身体機能の向上・維持】

年齢を重ねるにつれて、身体機能の向上や維持が大事なテーマとなります。

筋トレやストレッチなど、体の機能を高めたり維持したりする活動を習慣にすれば、何歳になっても快適に生活することができるでしょう。

ウクレレ自体は、心肺機能が高まるほどの運動量はありませんが、「考え方」として「体を鍛えることの重要性」を強化することができます。

たとえば、あるコードを押さえようとして、指がうまく動かないとき、現状をベースに考えて「私には無理」「ウクレレは向いてない」と解釈してしまうと、現状から「向上」「成長」することはありません。

日に日に衰えていきます。

「このコードを押さえるには、中指と薬指の間が開けばいいのか」とわかったら、頻繁にその形を押さえるトレーニングをしたり、ウクレレがなくても指で形だけ作ってストレッチをしたりして、「自分を変えていく」努力をする。

ピアニストなら誰でも、指のストレッチをかなりハードにおこなった経験があるでしょう。

「向き不向き」を考えるのではなく、「自分を変える」という姿勢を強化すると、人生を豊かにしてくれるはずです。

身体機能の向上・維持には、「トレーニングによって自分を変える」感覚が大切です。

【うまくいかないときの思考パターン】

生きていれば、うまくいかない、思うようにならない、ままならないことはたくさんあるでしょう。

今後も必ず出てきます。

そんなとき、何かがうまくいかないときに、どう考えて対処するか。

この「思考パターン」によって、ストレスが軽くもなれば、延々と長く繰り返されもします。

たとえば、複数の弦をまとめて押さえる「セーハ」がうまく鳴らないとき、「人差し指と親指で挟む力が弱い」と考えて、力任せにひたすらグイグイ押さえたら、仮にうまくいったとしても、疲れ果ててしまいます。

発声レッスンでいつもお話しするように、「楽にできればできるほど上手」なのです。

だから、方針として「パワーで乗り切る」ではなく「工夫する」「方法を考える」ようになると、上手になります。

手の角度を変えたり、押さえる指の位置を調整したり、肩や首の力を抜いたり、力を入れるタイミングを工夫したりして、最も力が要らない楽な方法でクリアしようとする思考パターンを育てると、仕事でも人間関係でも同じように対処できるようになるでしょう。

部下が指示通りに動いてくれないとき、「力任せにひたすらグイグイ押さえる」方針の人は、強い声や言葉で無理やり部下を動かそうとするかもしれません。

しかし、「できるだけ力を使わないで成功する方法」を模索する思考パターンが当たり前になっていれば、部下が自分から気持ちよく動いてくれる方法を考えようとするでしょう。

発声やウクレレって、素敵なことを教えてくれますね。

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