●『平城山』(ならやま) 北見志保子作詞、平井康三郎作曲
古の奈良の都を思う詩に、昭和10年に曲がつけられ、広く愛唱されてきた美しい歌です。
歌詞は二首の短歌からなる万葉調なので、難解なところがありますが、何度も音読して覚えてしまえば、意味は自ずから感じ取れるようになるものですね。
人恋ふは 悲しきものと 平城山に
もとほり来つつ 堪え難かりき
古へも 夫(つま)に恋ひつつ 越へしとふ
平城山の路に 涙おとしぬ
(現代語訳)
人を恋しく思うのは悲しいことだと
平城山をめぐりながら とてもつらく感じた
昔の人も恋焦がれながら越えたという
平城山の道で 私は悲しく涙を落とした
共鳴のトレーニングとして、ウクレレ弾き歌いをしてみましょう。
●「平城山」の楽譜と歌詞
『平城山』
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