●あなたが書けば、人が動く
文章にはいくつかの段階があります。
まずは「伝える」という基本的機能を果たす文章。役所や職場に提出する「必要書類」は、最低限このレベルを満たす必要がありますが、それ以上は求められないケースが多い。
あなたには「それ以上」の文章力をつけてほしい。3年先のために。
「それ以上」とは何か、わかりますか?
- 「相手を気分よくさせる」
- 「その気にさせる」
- 「行動に向かわせる」
- 「やる気になってもらう」
- 「楽しい気持ちにさせる」
といった力です。
ここで文章力の差が出ます。
いわば「力のある文章」です。
「力のある文章」とは、すなわち「人を動かす力のある文章」のこと。
提出を求められた必要書類であれば、「力のある文章」など要りません。「執筆」ではなく「記入」という感覚でしょう。
代理人が書いてもぜんぜん変わらない。
しかし、上司に渡す「企画書」、顧客に渡す「提案書」は、そうはいきません。上司を「その気にさせる」「本気にならせる」「前向きにさせる」といった力が文章に求められるからです。
あなたが教室を開いたなら、教室やレッスンの「紹介文」は「力のある文章」でなければ誰も反応してくれません。
ウェブサイトやチラシに書く文章は、「力のある文章」でなければ時間とお金の無駄でしかありません。
それはそうですよね。英語塾でもヨガ教室でもピラティス教室でもネイルサロンでも、似たようなサービスを提供する場所はいくらでもあるのだから。
だから「場所、曜日、時間帯、料金」だけで「選ばれる」わけではありません。
あなたの提供するものを的確に表現し、しかも「人を動かす力のある文章」によって、相手の重い腰を持ち上げてもらう必要があるのです。
アイデア(コンテンツ)はもちろん大事ですが、せっかくのアイデアが活きる「書き方」で「人を動かす」ところまでいかないと、「誰も知らない店」みたいなもので、何のアイデアもコンテンツも無いのと同じです。
せっかく魅力のあるサービス、おいしい料理が、もったいないですね。
●文章力が3年先のあなたを救う
文章力は、数日では身につきません。
小手先のテクニックを覚えて書いた文章など、馴染んでいなくてしっくりこないから、「なんか違和感」にしかなりません。
違和感があると、人は反応できないんですよね。不安で。
あなたが身につけるのは、いぶし銀のような本物の文章力です。
たんにテクニックを頭で覚えて言葉を並べるのと違って、文章力をあなたの血肉として、将来のあなたにメリットをもたらします。
3年先の自分のために、トレーニングしましょう。
スポーツ選手も同じだそうです。
- 二流スポーツ選手……明日の試合に焦って練習する
- 一流スポーツ選手……次のシーズンを想定して練習する
- 超一流の選手……3年先の自分を想定してトレーニングする
いいですね、この長期的展望。
そりゃ差がつくわけです。
文章力のレッスンは、休み明けの仕事のためにもなりますが、視点をもう少し先へ持っていくと、安定して丁寧なトレーニングになり、トレーニング効果が高まります。
3年先のあなたに役立つのが、私からあなたに伝える文章力です。
●文章力アップは年4回の文章の書き方講座で
文章力を高めるには、年4回オンラインまたは新潟市のフェルマータカフェで開催している「文章の書き方講座」(季節の講座)にご参加ください。
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