声のサロン会員登録をお願いします

●声のサロン会員にご連絡です

声のサロン会員の登録フォームを設置しました。

レッスン日の変更や追加レッスンのご案内など、比較的大事な連絡時にこちらからメールを差し上げます。

新入会員には「新入会員用資料」でお伝えしているのですが、ベテラン会員に連絡をしていなかったことに気づきました。

先日は追加レッスンについてこちらのブログでも触れましたが、その直前にメールで案内を受け取っていない方は、会員登録ができていない可能性があります。

こちらに登録フォーム(アドレスの変更・解除フォームも)がありますので、登録をお願いします。
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確認メールが届くまで、セキュリティ設定を変更しながら手続きをしてみてください。

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:https://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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Se tu della mia morte(貴女が私の死の栄光を)

会員メールは届きましたか?

先ほど「声のサロン」会員にメールで追加レッスンをお届けしました。

届きましたか?

1. 喉あけチェック
2. 喉を開けたまま高音を出す練習
3. 来月の課題曲の予習

の3つです。

「Se tu della mia morte」は発声技術の向上に特に役立つイタリア古典歌曲なので、じっくり取り組みましょう。

 

Se tu della mia morte

 

 

 

良い声で話す方法に才能や向き不向きはあるか

●発声器官はみんな同じ

「私でも良い声になれるでしょうか」と心配する方がいます。

大丈夫。良い声で話すのに、才能も向き不向きもありません。

あなたの発声器官と世界的歌手の発声器官を比べても、なんら違いはないのです。

だから、「生まれつき声が良い」「良い声で話すのに向いていない」などあり得ません。

そもそも私たちの体には、「もともと発声のための器官」は備わっていません。

呼吸のための器官、味覚のための器官、誤嚥を防ぐための器官などを発声のために借用して、いわば本来とは異なる使い方をして、声を出しているのです。

バケツをドラム代わりに使っているようなものでしょうか。

バイオリンの弓を使って指揮をするようなものか。

だとしたら、「このバケツはドラムに向かない」「彼の弓はもともと指揮に適している」などと考えるのは滑稽ですよね。

あなたの発声器官が、ほかの誰かより劣っていると考える理由はひとつもないのです。

 

●違いは発声の技術だけ

違いがあるとしたら、発声技術の違いだけです。

声帯を正しく閉じる技術だったり、咽頭腔を適度に広げる技術だったり、横隔膜を適切に押さえる技術だったりと、技術的な差はかなり大きい。

声帯を正しく閉じる技術がないと、空気漏れの多い嗄声(かすれ声)になって、息も続かないだけでなく、声帯にダメージを受けやすい。

咽頭腔を適度に広げる技術がないと、つぶれて硬い、深みのない声になる。

横隔膜を適切に押さえる技術や共鳴の技術がないと、通る声を安定して発することができない。

このように、発声技術には相当大きな個人差があります。

違いのありかは、体の構造ではなく、技術。

ということは、「トレーニングで伸びていく」ということです。

 

●だから練習あるのみ

発声練習によって、技術は向上していきます。

それも、時間をかけて少しずつ、着実に。

一日で急激に変わることはありません。

スポーツや楽器も、同じですよね。

自転車に乗れるようになったり、鉄棒で逆上がりを覚えたりしたときのことを思い出すと、ある日突然「あ、できた!」と変化した気がするかもしれません。

しかし、実際には水面下でじわじわと上達の積み重ねが進んでいて、ある時点でついに水面から上に出て、「あ、できた」と実感できただけのこと。

0から急に10にジャンプしたのではなく、0から1へ、1から2へと水面下で積み重ねて、ついに10に至ったときに顕在化して「できた」と自覚できたわけです。

声のトレーニングを続けていると、「声がずいぶん変わった」という自覚が定期的に得られます。

しかも、「あの時は変わったと感じたけれど、あんなのはまだまだだった」「あれはまだ、できたうちに入らなかった」とかつての自覚を否定しながら、成長を繰り返していく。

トレーニングを続けている人だけがご褒美として手に入れる悦びですね。

そのたびに、「ああ、あの時にできたと思って油断しなくてよかった」とホッとする安堵感も、続けてきた人だけのご褒美です。

さあ、練習あるのみですよ。練習は裏切りませんからね。

※声のサロンは、良い声で話せるようになる
 ボイストレーニング話し方教室です。
 日本発声協会が認定する話し方発声法の基本、
 共鳴発声法が学べます。
 平日コースと週末コースがあり、フェルマータを会場に
 月2回ずつ開催されています。

 新規に受講をご希望の方は、事務局(メイフェア)まで
 お電話(025-211-7007)ください。

 詳しくはこちらから。
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https://mf07.com/lecture.html

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
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発声トレーニングをすると得をする? しないと損をする?

●通る声でどんな得をする?

「発声トレーニングをすると、どんな得がありますか?」と質問されることがあります。

「やっぱり通る声が出せたほうが得でしょうか」とも。

こう質問する方は、ゼロベースで考えているのでしょう。

現状をゼロとして、あるいはゼロでなくてもいいのですが、発声トレーニングによってプラスが上に乗っかる、と。

しかし、現実はもう少し厳しい。

「すると得をする」というより、「しないと損をする」のです。

声は毎日使うコミュニケーションの道具であり、しかも聴覚に関わるので、ごまかしが利きません。

言葉では嘘がつけても、声では嘘がつけないからです。

あなたの本性や本心が伝わるので、「できたからプラス」より「できなかったからマイナス」の場面のほうが多い。

だからこれからは、「発声トレーニングをしないと、どんな損をする可能性があるか」と考えてみてください。

 

●「そんな意味で言ったんじゃないのに」

発声トレーニングによって、自分の声をコントロールする能力が高まります。

共鳴を集めようと思えばいくらでも集められる。

力強く飛ばそうと思えば、遠くまで飛ばせる。

雑踏でも通る声を出したいなら、楽に通る声が出せる。

ところが、発声トレーニングをしていないと、声が遠くまで届かないから叫ぶように声を張り上げ、剥き出しの生っぽい声になったり、やたらとうるさい声で怒鳴ってしまったりする。

雑踏では声が通らず何度も聞き返されるから、会話をあきらめなければならない。

相手に本意を誤解され、「そんな意味で言ったんじゃないのに」と悔しく感じたことはありませんか?

声のコントロールができていないせいで、意図とは違うニュアンスが声に乗った証拠です。

大好きな人に声をかけたら、共鳴の集め方が下手なせいで、「キツイ声」「なんか気が強そう」と思われてしまうかもしれない。

だとしたら、うかつに返事もできない。

仕事ならクロージングの段階に至りながら、声の支えが弱いと、「信頼できるかな。もうちょっと考えてみたほうがいいかな」と迷われてしまうかもしれない。

本気で誠実に話しているのに「もう少し考えてみます」と断られるケースが多いなら、すでにかなりの損を重ねている可能性がある。

つまり、「発声トレーニングでどんな得をするか」どころか、「発声トレーニングをしないと、知らないうちに大変な損をする」わけです。

あくまでも「どんな得が?」と聞きたいなら、「これ以上損を重ねないという得」が答えです。

声で損をしないために、共鳴発声法はしっかり身につけておきましょう。

 

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