仕事の評価を高める「文章構成」「話の組み立て方」の能力

●なぜか仕事の評価が低い人の共通点とは

ご一緒くださる方はもうご存じのとおり、紅茶のお茶会(新潟市)で「英国といえば、コレ!」のコーナーに出演します。

英国に関するネタの中でも、「日本人にはあまり馴染みがなくても、英国人にとっては当たり前」というネタをご紹介するコーナーです。

わずか15分程度の短いコーナーですが、こうして言葉のトレーニングをしているあなたには、英国ネタとしてだけでなく、言葉のレッスンとしても聞いていていただきたいと思っています。

「文章構成」「話の組み立て方」レッスンです。

今、「言葉の調律」を進めていますね(ことば学講座)。

「単語」レベルで言葉を意識しているタイミングが多いでしょう。「この単語を、この単語に置き換える」という具合に。

その単語が浮かんでくるもとにある「考え方」が重要なのですが、今は「出てきた言葉」に注目して、自分の言葉に「気づく」訓練をしている段階です。

しかし、仕事で言葉を使う場合、単語の置き換えですべて片付くかというと、そう簡単にはいきません。

「全体像」や「流れ」を意識した「文章構成」の仕方が大事です。

これは「組み立て方」であり、「パーツの並べ方」ともいえる。

仕事での評価がなかなか上がらない人は、「文章構成」が苦手です。「流れ」を作ることができないのです。

日本人は概して、構造的な捉え方、組み立て方が苦手といわれています。ディテールにこだわったり、職人的に徹底的にやるのは得意なのに、時間を味方につけた「積み重ね」が苦手で、せっかくの成果も一代限りで終わってしまう。

せっかく取り組むなら、着実に積み重ねを続けていきたいですね。


●鳥の目と魚の目を鍛えよう

全体を見る目は「鳥の目」、流れを見る目は「魚の目」、一部だけをアップで見る目は「虫の目」と呼びます。

言葉のトレーニングでいうと、「どんな単語を使うか」は「虫の目」に相当しますね。

細かいことにこだわって、「全体の中での位置づけ」を見失ってしまうのは、「虫の目」は持っていても「鳥の目」が弱い人。

「そんなのどうでもいいだろう」「細かいことはいいんだよ」としょっちゅう叱られてしまう人は、鳥の目で見た「全体の中での重要性」を捉え損ねているかもしれません。

絵画的に全体をざっくり捉えているようでも、適切な順序に並べて話せないのは、「魚の目」が弱い人。

言葉はリニア(線的)です。流れです。

複数のことを同時に話したり書いたりできません。

良いニュースと悪いニュースがあるとして、両方とも伝えなければならないとしたら、「よし、両方を同時に伝えて中和しよう」はできないのです。

先に良いニュースから伝えて、悪いニュースは後にするか、それとも逆にするか、順序を決めなければなりません。

ビジュアルで見せたいなら、簡単ですよね。紙を左右半分に分けて、左に良いニュース、右に悪いニュースを書き並べて見せれば、相手は好きな順序で読むだけだから。

ところが、あなたが声で説明するとなったら、時間軸に沿って並べる必要がある。

これが「文章構成」です。

仕事の評価が高い人は、文章構成が、つまり話の組み立て方がうまい。

今回のお茶会は、「文章構成」「話の組み立て方」のレッスンとしてもしっかり聞いていてくださいね。

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新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:https://wsi-net.org/
メール:tenor.saito@gmail.com
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