2022年のアーカイブ
保護中: 高音の出し方講座(2022年12月24日)
『Fenesta che lucive』をウクレレ弾き歌い
●『Fenesta che lucive』をウクレレ弾き歌い
次のウクレレ弾き歌い課題曲は、「Fenesta che lucive」(光さす窓)です。
古い歌ですね。楽譜にも「anonimo」とあるように、作詞・作曲者不詳であるくらい古い。
昔のシチリア民謡をG.コットラウが採譜して、修道僧のG.ジェノイノがナポリ語の歌詞に作り替えた、という説もあるそうです。
歌詞は暗い内容なのに、なぜかオペラ歌手が好んで取り上げたり歌ったりするのは、メロディーにえもいわれぬ美しさがあるからでしょう。
秋の講座の資料
Jingle Bells(ジングルベル)
●「ジングルベル」(Jingle Bells)をウクレレ弾き歌い
●The First Nowell(牧人ひつじを)ウクレレ弾き歌い楽譜
●Joy to the World(もろびとこぞりて)ウクレレ弾き歌い楽譜
『平城山』(ならやま)をウクレレ弾き歌い
●『平城山』(ならやま) 北見志保子作詞、平井康三郎作曲
古の奈良の都を思う詩に、昭和10年に曲がつけられ、広く愛唱されてきた美しい歌です。
歌詞は二首の短歌からなる万葉調なので、難解なところがありますが、何度も音読して覚えてしまえば、意味は自ずから感じ取れるようになるものですね。
人恋ふは 悲しきものと 平城山に
もとほり来つつ 堪え難かりき
古へも 夫(つま)に恋ひつつ 越へしとふ
平城山の路に 涙おとしぬ
(現代語訳)
人を恋しく思うのは悲しいことだと
平城山をめぐりながら とてもつらく感じた
昔の人も恋焦がれながら越えたという
平城山の道で 私は悲しく涙を落とした
共鳴のトレーニングとして、ウクレレ弾き歌いをしてみましょう。
●「平城山」の楽譜と歌詞
『平城山』
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巻き舌の音を耳に慣らすトレーニング
●巻き舌の音を聞き取ってみよう
イタリア語には巻き舌の音が出てきます。
実際にどんなふうに使われ、どう聞こえるのか、動画にまとめてみました。
聞き取れましたか?
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保護中: 夏の講座(2022年8月28日)資料
保護中: Home on the Range(峠のわが家)
保護中: さくら貝の歌
保護中: オンブラ・マイ・フ(Ombra mai fu)をウクレレ弾き歌い
歌声もしゃべりも同じ発声法
●話し声と歌声の発声法はどう違いますか?
たまにこんな質問をいただきます。
「話し声と歌声はどう使い分けるんですか?」
「歌としゃべりは発声がどう違いますか?」
答えは、「どちらも同じ」です。
声帯の使い方、共鳴のコントロール、呼気の出し方といった発声の基本は、歌だろうとしゃべりだろうと、同じ発声器官を使う以上、同じです。
・声帯をちゃんと閉じる
・がんばりに頼らず共鳴を利用する
・喉のあたりを操作しようとせず、お腹で呼気を動かす
といった基本は、声を出す活動に共通です。
言語が違っても、発声の基本は変わりません。
「英語っぽく聞こえる発声」「いかにも中国語っぽい声」があるのは、各言語の特徴(子音が多かったり母音の種類が多かったり声調言語だったり)に影響を受けているからです。
しかし、その特徴だけを取り出して真似して「ネイティブっぽい英語」に近づけようとすると、かえって「妙なクセのある英語」になりますね。
ラジオのDJがわざと強いイントネーションと過剰な「r」の響きを出しているような感じ、といったら伝わるでしょうか。
ちょっと前のこと、こんなメールをいただきました。
本来は英語のレッスン教材だろうと日本語の朗読だろうと、発声の基本は同じ、という事例です。
昨日、英語の勉強で音声を聞いていて感じたのですが、
先生の音読と英語の音声が全く同じでした。強弱やスピードが英語の音声と同じ。
あっ、これが、話声と歌声が同じということなんだな、
とはっきり分かりました。話すように歌う。歌うように話す。
話声を練習することが歌声の練習になり、歌うことが話声の練習になる。声のサロンで学ぶことは、英語、つまりは外国語の勉強にも
つながっていることも感じました!声のレッスンは外国語を学ぶ勉強法のレッスンにもなっていて、
一石三鳥位になっています。
そうなんですよね。すべてがつながっている。
英語だからこう、日本語だとこう、というものではない。
歌だから、しゃべりだから、こういう場面だから、切り換えるというものではない。
逆に言語による影響を知って、マイナス影響を避ける発声トレーニングをするのは大事です。
たとえば日本語なら、個々の音がブツブツと細かく途切れがちで、滑らかにつながりにくい特徴があります。
だから、歌でもしゃべりでも、レガートで滑らかにつなげる練習をします。
そう、「日本語なんだから、ブツブツ切れていい」ということではない。
共通の基本を押さえていれば、声量や共鳴の乗せ方、声帯の閉じ方やお腹での支え具合といった各パラメータを調整することで、場面や状況に応じた最適な声を出すことができます。
ここが大事なところ。
状況や言語や歌や話し声で、「異なる式」を使うのではありません。
同じ式で、変数が変わるだけ。
……なんて表現したら、よけいにわかりづらいかな。
スパッと言うなら、「声はすべて共鳴発声法で出す」ということです。
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保護中: 春の講座(2022年5月28日)資料
保護中: 「ムーンリバー」(Moon River)をウクレレ弾き歌い
高齢者との会話で活きる声の技
●耳が遠くなった父との会話がスムーズに
聴力は高音から衰えます。
高音に対応する有毛細胞(音を感じ取る細胞)から先に経年劣化するためです。
耳が遠くなった高齢の方に向かって、高い声で叫んでもなかなか伝わらないのは、無理もないことなんですね。
高い声を張り上げるのは大変だし、お互いにメリットがない、ということです。
しかも、さらにこんな研究もあります。
聴こえづらくなった音に対して、脳内でアンプのように増幅する機能があり、その機能が働くと、いきなりキーンと耳に突き刺さるような感覚になる。
高齢の方が「子どもの騒ぐ声が苦手」と訴えるのは、そのせいです。
高い声は、聞きづらかったり、キンキン響いたりして、ちょうどイイ感じになりにくい、ということなんですね。
こんなメールをいただきました。
以前『声のサロン』で習った
「お年寄りは、低い声の方が聞き取りやすい」
本当にそうでした!耳が遠くなってきた80歳の父と話す時、
高めの声だと聞き返されますが、
低めを意識して話すと伝わりました。前回帰省した時は、
話をしてもなかなか伝わらず困っていたので
助かりました!
よかったですね。
「ケンカ腰みたいに声を張り上げて会話をしていたのは、なんだったんだろう」と拍子抜けなくらい、ちゃんと通じたでしょう?
もちろん、ただ声を低くしても、うなったり、タダの小声になってしまうと、聞こえたとしても心地よくない。
ちゃんと共鳴に頼った話し方で、気持ちよく話しかけたいですね。
気持ちいいコミュニケーションのためにも、しっかり発声トレーニングしましょう。
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【声のサロン】(オンライン)
自宅で共鳴発声法が学べる社会人のためのオンライン話し方発声レッスン
Tel 025-211-7007
【ことば学講座】(オンライン)
オンラインで言葉と意識と動作のトレーニング