●1小節2ストロークから
では、3コード程度で歌える歌で、弾き歌いの練習をしましょう。
まずは「きよしこの夜」(Silent Night, Stille Nacht)。
クリスマスシーズンによく耳にする曲なので、季節はずれな気もしますが、季節を問わず良い歌なので、しかもここでご紹介したウクレレの教本にも出てくるので、弾いてみましょう。
なじみのある日本語でも、たぶん中学生の頃に覚えた英語版でも、原語のドイツ語でも、好きなバージョンで歌ってみてください。
弾き方は同じで、好きな言語を選んで歌えるなんて、お得ですね(ご用意した楽譜にはドイツ語が入っています)。
こちらに楽譜のPDFをご用意しました。ダウンロードしてお使いください。
教本のコードとは、ほんの少しだけ違います。もともとシンプルな曲ですが、もっとシンプルなコードにしてあります。
楽譜の下にある3コードをまずは確認してください。
C、F、G7です。
※ギターで弾き歌いに挑戦している方は、最初は「F」が難しいので、こちらの楽譜をお使いください。D、G、A7で弾きます。
「1小節に2ストローク」というシンプルな弾き歌いからやってみましょう。
6/8拍子の曲なので、2拍子系ですね。だから1小節で2回、親指でポロロンとゆっくりストロークします。
どのタイミングでストロークするか、わかりますか? 出だしでいうと、「Stille」で1回、「Nacht」で1回。次の小節は「heilige」で1回、「Nacht」で1回。
細かいことは考えず、感覚的にやっても、自然とこのタイミングになるでしょう。
コードが書いていないところは、前と同じコードを続けます。たとえば、2小節目は「C」ですね。
最後から2つ目の小節だけ、小節の途中でコードが変わります。「C」で入って、2拍目は「G7」になる。
わかりにくいところがあったら、何でも質問をどうぞ。
●必ず声を出しながら
発声は最初は「口ずさむ程度」でいいので、ただし必ず声を出しながら練習します。
声が出しにくい状況だったら、ハミングでもいいので、「ウクレレのみにかかりっきり」にならないようにしましょう。
最初にコードフォームを確認しながら押さえる練習をする段階はいいとして、「さあ、それでは弾いてみよう」となったら、必ずメロディーを口で出しながら、できれば歌詞を乗せながら演奏します。
何回か(10回ぐらい)繰り返してみて、難しいところや、気づいたことなどあったら、メールで聞かせてください。
そのコメントを次の進め方に反映させていきます。
* * *
新潟市で共鳴発声法の話し方レッスン
ウェブ:言語戦略研究所
メール:tenor.saito@gmail.com
子供向けの話し方教室についてはこちら