声のサロンでは、身体と呼吸を整え、声の響きを捉え、その発声感覚を歌や普段の話し声へとつなげていく練習をします。
毎回すべてを同じ順序でおこなうわけではありませんが、主に次のような内容に取り組みます。
身体と呼吸を整える
声を出す前に、首、肩、顎、舌などに余計な力が入っていないかを確認します。力みは、気持ちいい発声の大敵です。
- 首や肩をほぐす
- 顎や舌を動きやすくする
- 胸郭や背中をゆるめる
- 横隔膜を使う
- 呼吸の流れを整える
といったトレーニングメニューがあります。激しい運動ではありません。各自、身体の状態を丁寧に感じながら、声を出しやすい状態を作ります。

共鳴のトレーニング
「あ・い・う・え・お」などの母音や短い音型を使って、共鳴の発声トレーニングをします。
- どこに振動を感じるか
- 喉に力が入っていないか
- 息を押し出しすぎていないか
- 響きがどのように変化するか
講師の説明や実演を聞きながら、各自で声を出し、Zoomのチャット機能を活用してやり取りしながらレッスンを進めます。
イタリアの歌に取り組む
イタリア古典歌曲やナポリターナ、時には日本の古い歌などに、課題曲として取り組みます。
- 歌詞の読み方と意味
- イタリア語の発音
- 音程とリズム
- 息の流れや響かせ方
- 曲の表現
などを少しずつ練習します。
イタリア語や歌の経験は必要ありません。楽譜が得意でない方も、曲を聞き、声に出しながら覚えていけます。
喉に負担がかからない楽な発声で、心地よく響かせることを大切にしましょう。
歌の響きを話し声へとつなげる
歌で捉えた声の響きを、日常の言葉にも応用します。
- 挨拶をする
- 人前で話す
- 仕事上の説明をする
- スピーチをする
- 会議で発言する
といった場面を想定しながら、喉で押さずに、自然に声を届ける練習をします。
歌うときだけ特別な声を出すのではなく、普段の会話でも楽に響く声を使えるようになることが目的です。
ウクレレ弾き歌い
レッスンでは、ウクレレ弾き歌いにも取り組みます。基本的なコードやリズムから始め、歌と伴奏を少しずつ組み合わせていきます。
楽器を演奏しながら歌うことで、
- 一定のリズムを保つ
- 呼吸を止めずに声を出す
- 言葉を音楽の流れに乗せる
といった感覚を身につけていきます。
ウクレレや楽器の経験がない方も、一から学べるので安心してください。一生楽しめて年々深まる趣味にもなりますね。

レッスンのおおまかな流れ
その日の内容によっても変わりますが、レッスンはおおむね次のように進みます。
1.身体の状態を確認
姿勢や呼吸、首や肩の緊張をチェックしたり、ほぐしたりして、声を出す準備をします。
2.発声の調整
母音や短い音型を使い、声の響きや身体に伝わる振動、お腹の使い方などを確認します。「祇園精舎」「外郎売」などの題材を用いて話し声のトレーニングもします。
3.課題曲の練習
受講者のみなさんから届いた録音ファイルに対する講評をしたり、歌詞の意味や発音、リズム、共鳴など、その日のテーマを中心に練習します。
4.ウクレレ弾き歌いのための練習
ウクレレの指使いや簡単なコードの勉強など、弾き歌いを進めていくのに必要な練習をします。
5.次回の提出課題の確認
次回の提出課題を確認して終わります。
Zoomでご自宅から参加できます
レッスンはZoomを使っておこないます。講師の説明や実演を聞きながら、ご自宅で声を出します。
オンラインの都合上、全員が同時に合唱するのではなく、各自で練習する時間もあれば、提出していただいた録音ファイルについて講師から講評を伝える時間もあり、その日によって進め方は少しずつ異なります。
ほかの受講者へのアドバイスを聞くことも、自分の発声を理解する助けになりますよ。

