説明の技術があなたの仕事を変える──言語戦略に基づく「説明」の極意
説明の技法
  1. どうして「説明」が必要なのか
  2. 説明は技術だ
  3. Adjust (合わせる)
  4. Reason (「なぜ」に答える)
  5. Simplify (わかりやすく加工)




●どうして「説明」が必要なのか


門限を過ぎて帰宅したら、スゴイ形相のお母さんに「いま何時だと思ってるの!」と叱られた経験はありますか?

文字どおりに受け取って「え、11時」なんて答えようものなら、「そういう意味で言ってるんじゃないでしょ!」と火に油を注ぐことになった。

職場で「キミの考えはどうなんだ」と聞かれたから、「個人的には好きですよ」と気楽に答えたら、「キミの個人的な好みなど聞いてない」と叱られた。

これはすべて、状況に応じて適切な「説明」ができていない例です。

誠実にクレーム対応をしているつもりだったのに、「ごめんなさいの一言もないのか」と怒鳴られた。

次回は気をつけなきゃと反省して、最初からひたすら謝っていたら、今度は「謝れば済むと思ってないか?」と怒られた。

これは「説明」の順序を間違えたケースです。

「話が長い」と叱られたから結論だけ言ったら、今度は「ちゃんと順を追って経緯を話してくれ」と呆れ顔で言われ、それならと必ずすべての経緯を話すようにしていたら、「あいつは話が長くて使えない」と噂になっているのを知った。

以前に「具体的なデータもないのか。信頼性に乏しい」と叱られたから万全の準備をしてプレゼンに臨んだら、「スペックばっかり並べてもわからない」と突き放された。

これはすべて、相手に合わせた「説明」のパッケージになっていないのが原因です。

こんな日もありました。

「簡単に喉が開く技を教えます」 と秘策を伝授しようとしたら、誰も希望しなかった。

これはつまり、「説明」のレベルが合っていなかったわけです。「喉が開く」と言われても、なぜそれが必要なのか、どれほど貴重な状態なのか、わかっている人でなければ反応しないでしょう。

歌手やナレーター、アナウンサーであれば、「喉が詰まりやすい」と知っているので、喉を開けられる技を知りたがるかもしれません。

上手な「説明」は、相手に合わせて組み立てる必要があります。



●「説明」は技術だ


Ars longa, vita brevis.
(学芸を極めるには長い時間がかかるが人生は短い。怠けず励もう)

  • 「説明」は技術(ARS)だ──練習で上達する
  • 「説明」をわかりやすくする3つの魔法
  • Adjust(相手に合わせて調整する)
  • Reason(疑問に答えて納得できるように)
  • Simplify(わかりやすくシンプルに加工)



【マジック1】 Adjust (合わせる)


  • 相手は誰?──初心者ほど「なぜ」を丁寧に
  • 共感や同意できるところから目的地へ向かう
  • 「自分が話したいこと」より「相手が聞きたがること」
  • 簡単な話から始める
  • 興味を引く「ツボ」を反応から見抜く



【マジック2】 Reason (「なぜ」に答える)


  • 「どうやるか」(How)より先に「なぜ」(Why)に答える
  • 聞き手のツッコミ(疑問)を予想して先回り
  • 質問に答えていくのも有効



【マジック3】 Simplify (わかりやすく加工)


  • 全体像を示す──「森」が先、「木」は後
  • 思いきって絞り込む──典型例を一つだけ丁寧に
  • 極論してシンプルに
  • 例外より原則──細部より、ざっくり
  • アイデアをパッケージするのが説明
  • 「今日のキーワードは」



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